ファーストステップ研修

介護福祉士ファーストステップ研修は、介護福祉士資格取得後2年程度の実務経験者を対象としている研修で、小規模チームリーダーや初任者等の指導係として活躍できる人材の養成を目指した研修となっています。
また、認証・認定機構が設立された「認定介護福祉士」を取得するにあたり、職能団体である日本介護福祉士会はファーストステップ研修を認定介護福祉士の前置研修として想定しています。
全15日間の研修では、領域ごとに講義ならびに多彩な課題に基づくグループ演習を行います。的確な判断、対人理解に基づく尊厳を支えるケアが実践できるチームリーダーを目指して共に学びましょう。

令和 4 年度 介護福祉士ファーストステップ研修 開 催 要 項

目的

礎的な業務に熟知した介護職員を対象として、的確な判断、対人理解に基づく、尊厳を支えるケアを実践でき、小規模チームのリーダーや初任者等の指導員係りとして任用することを期待できるレベルの視点や技術を有する職員を養成することを目的としています。
小規模チームのリーダーや初任者等への役割任用に関わらず、できるだけ多くの介護職員が受講し、資格取得ルートの違い、業種や各職場での理念・実務環境の違いによる経験・能力の違いを補完し、ケアの理念、業務倫理、たゆみなく自己研鑽にむかう行動などの共通の能力基盤を確立すると共に、キャリアについての展望をもつことで【好循環】へつなげます。

達成目標

本介護福祉士会では、介護福祉士の専門性を高め、またキャリアアップ体系 の構築を目指し「生涯研修制度の確立」に取り組んでいます。ファーストステップ研修は、小規模チームのリーダーや初任者等の指導 係として活躍できる人材の養成を目的として開催します。
全15日間の研修では、領域ごとに講義ならびに多彩な題材に基づくグループ演習を行います。的確な判断、対人理解に基づく尊厳を支えるケアが実践できるチームリーダーを目指します。

実施主体

益社団法人 日本介護福祉士会 / 一般社団法人 埼玉県介護福祉士会

参加対象者

  • 護福祉士 (取得後、2~3年以上経過していること)
  • 護福祉士会主催の「介護福祉士基本研修(旧:初任者研修)」修了

*認証・認定機構が設立された「認定介護福祉士」を取得するにあたり、職能団体である日本介護福祉士会は介護福祉士基本(旧:介護福祉士初任者)研修→ファーストステップ研修
という流れを認定介護福祉士研修の前置研修として想定しており、本研修は介護福祉士の専門性の向上のための大変重要な教育内容のカリキュラム編成となっております。

研修内容・スケジュール

R4介護福祉士FS研修要綱

開催日程

7月27日 ~ 令和5年2月13日全15日間

会場

秋草学園福祉教育専門学校
(埼玉県所沢市東所沢 1丁目11-11)
JR中央線快速・武蔵野線「西国分寺駅」から13分、「東所沢駅」のすぐそばにあります。

定員

15名(先着順)

受講料

埼玉県介護福祉士会
会員: 60,000 円
会員外: 120,000円
※分割払いも可能です。修了課題の査読及び修了証の発行手数料:(5,000円/人)含む。

申込方法

①スマホで申し込み
②FAX
③郵送

締め切り

令和 4年7月 12日(火)必着

※ 申込先 一般社団法人 埼玉県介護福祉士会 事務局 宛
〒330-0056
埼玉県さいたま市浦和区東仲町4番16号
ベルゾーネK・M 1-D 号
TEL 移転中、後日お知らせします
FAX 048-611-7830

主催

一般社団法人 埼玉県介護福祉士会

事務連絡

  • 全日程終了者には、埼玉県介護福祉士会より『終了証』を交付致します。なお発行手数料の 5,000 円は受講料に含みます。
  • すべての科目を終了しなけば終了証を発行することはできません。
  • 受講者が10名以下の場合は中止致します。
  • 受講決定通知へ振込先を記載します。郵便局にて受講料金の振り込みをお願いします。
  • 振込用紙に受講番号の記入を忘れずにお願いします。
  • 「認定介護福祉士養成研修」の受講には、ファーストステップ研修の修了が件となります。(実施団体によって免除となる科目もあります。)

介護福祉士ファーストステップ研修 受講メリット

介護福祉士ファーストステップ研修を受講することでのメリットについてご紹介します。

〇リーダーシップの向上

『ケア、連携、運営管理基礎』の 3領域において小規模チームのリーダーとしての知識やスキルを習得することができます。
例)チームスタッフへのマネージメントスキル(指導、助言など)

〇自己分析による気づき

日々の業務を振り返ることで、普段気づかない自身の利点や欠点が見えてくるのではないでしょうか。さらには今後の課題を抽出することもできて、介護福祉士としてステップアップできるでしょう。

〇職場メンバー、高齢者の方からの信頼を得られる

ご自身の指導方法や的確な助言によって、職場メンバーの見る目も変わり、チームリーダーとしての信頼につながることでしょう。職場全体でのサービス質向上の効果も期待でき、結果的に高齢者の方からの信頼にもつながるのではないでしょうか。
2019年度介護報酬改定(介護保険最新情報Vol.719)において、介護職員等特定処遇改善加算の創設に伴う、「経験・技能のある介護職員に重点化する旨示されています。福祉人材確保専門委員会が取りまとめたチームリーダーが担うべき役割として以下の 3 点が示されています。
①高度な技術を有する介護の実践者としての役割
②介護技術の指導者としての役割
③介護職チーム内のサービスマネジメントする役割
日本介護福祉士会として、マネジメントに着眼した研修やチームリーダーを養成する研修としてファーストステップ研修、認定介護福祉士、リーダー研修を上げています。

これまでの受講者の声

★私自身、今の現場での介護の役割に悩んでいた時期でもあったので、振り返るきっかっけとなったのと同時に、 自分自身、介護福祉士としての自信とプライドをもてた。
★埼玉県介護福祉士会に入会して良かった。介護の魅力を再確認でき(教科書以外の部分で)、「(ともに学んだ)仲間」ができたことがうれしかった。
★月 2回の実施は、勤務しながらでは正直レポートは大変。来年も頑張りたい。受講すると他者の意見等が聞けて、楽しく学べた。今後、介護福祉士会の勉強会に参加したい
★事前課題、事後課題が大変だったけれど、内容は勉強になり、実務に役立っている。

◎事前・事後学習について

事前・事後課題は、講義・演習に付属した単なる「宿題」ではなく、総時間数の約半分を占める重要な役割を担っています。受講生にとっては、働きながら時間を見つけて取り組まなければならず過酷な作業となりますが、この課題をこなすことにより、科目の予習復習だけでなく、文章作成力の向上やケアを言語化する能力が身につく等の効果が見込まれます。