「介護福祉士ファーストステップ研修」講義レポート
- 介護福祉士ファーストステップ研修第11日程
- 2025年12月10日(水)「チームのまとめ役としてのリーダーシップ」
石塚清和氏を講師に迎え、「チームのまとめ役としてのリーダーシップ」をテーマに学びを深めました。介護現場においてリーダーに求められる役割は多岐にわたりますが、今回は特に「人と人をつなぎ、チームとして力を発揮するためのリーダーシップ」に焦点を当てた内容となりました。

講義では、リーダーシップとは単に役職や立場によって発揮されるものではなく、「言動によって人を引き付け、共通の目的の達成に導くこと」であると示されました。日々の声かけや態度、判断の積み重ねが、チームの雰囲気や成果に大きな影響を与えることを、具体的な事例を通して学びました。また、現場で起こりがちな葛藤や行き違いをどのように受け止め、調整していくかについても、実践的な視点から理解を深めました。
後半のグループワークでは、受講者それぞれが自事業所で感じている課題を持ち寄り、共有しました。職員間のコミュニケーション、役割分担の難しさ、後輩指導への悩みなど、現場ならではのリアルな課題が挙げられ、それに対して「どのようにリーダーシップを発揮すべきか」を軸に活発な意見交換が行われました。他事業所の状況や考え方に触れることで、自身の職場を客観的に見つめ直す機会にもなっていました。

話し合いを進める中で、リーダーにはさまざまなタイプがあることが改めて確認されました。前に立って引っ張るタイプ、周囲を支えながらまとめるタイプなど、それぞれの特性を自覚することが、無理のないリーダーシップの発揮につながることも共有されました。自分自身の強みや課題に気づき、「明日から現場で何を意識して関わるか」を具体的に考える姿が多く見られました。
本研修を通じて、リーダーシップは特別なスキルではなく、日々の実践の中で育まれていくものであることを再認識する機会となりました。受講者一人ひとりが、学びを現場に持ち帰り、より良いチームづくりにつなげていくことが期待されます。
埼玉県介護福祉士会 研修委員会

