― 多国籍の仲間と共に、「介護福祉士」を目指した5日間 ―

令和7年度より外国人介護人材の皆さんを対象とした「国家資格取得支援講座」を実施しました。
9月から11月にかけて全5日間の日程で開催し、ベトナム、モンゴル、スリランカ、ミャンマー、インドネシアの5か国から9名の参加がありました。文化も背景も異なる多国籍のメンバーが集まり「絶対に合格したい」という熱意が強く、会場には前向きなエネルギーが満ちていました。
研修の中で特に集中して取り組んだのが、国家試験を想定した模試とその解説です。実際の試験と同じ時間配分で行い、終了後には静かな達成感とともに、「もっと頑張れる」という前向きな気持ちを語る姿が印象的でした。
模試後のグループワークでは、次のような意見が出ました。
・時間配分がつかめた
・「社会の理解」の分野が特に難しいと感じた
・自分がどこにつまずいているのかが具体的にわかった
どの意見にも共通していたのは、「気づきが次の学びにつながっている」という点です。苦手を知ることは決してマイナスではなく、自分を伸ばす大切なステップであることを、参加者の皆さんが改めて実感していました。

研修の最終日には、「自分が目指す介護福祉士像」を一人ひとりが言葉にするワークを行いました。
そこでは、こんな力強い思いが語られました。
・“外国人”としてではなく、介護福祉士として働きたい
・優しく、利用者に寄り添える介護福祉士になりたい
・利用者を理解できる力をもっと伸ばしたい
どの言葉にも、現場で真剣に向き合っているからこその願いと、国家資格取得に挑む強い意志が込められていました。仲間同士が互いの思いを尊重し、「応援しています」「一緒にがんばりましょう」と声を掛け合う姿は、研修の大きな魅力でもあります。

国家資格を目指す過程は決して簡単ではありません。しかし、今回の研修を通して参加者の皆さんは、介護福祉士の学びが自信につながり、現場で利用者を支える力になることを実感していました。「試験が不安」という声もありましたが、それ以上に「もっと勉強したい」「合格して成長したい」という前向きな思いが強くなっていく姿がとても心強く感じられました。
国家資格は、外国人として日本で働くうえで大きな武器になります。知識が増えることで理解が深まり、利用者からの信頼も得られ、自分の仕事への誇りがさらに大きくなります。
今回の研修を終えた参加者の皆さんは、すでに次の一歩を踏み出しています。
「私も挑戦してみたい」
そう思った方は、ぜひ一緒に介護福祉士を目指していきましょう。仲間と学び合いながら成長できる環境が、ここにはあります。
埼玉県介護福祉士会 研修委員会

