今年度も埼玉県介護福祉士会の研修事業がスタートしました。
- 2025年7月9日(水)「介護職の職業倫理の実践的理解と展開」
- 今年度も「介護福祉士ファーストステップ研修」がはじまりました
- ファーストステップ研修は介護福祉士のリーダー人材育成を目的としています。

初回ということもあり、研修のスタート時は参加者の皆さんに少し緊張が見られましたが、冒頭のライフヒストリー作成と自己紹介の時間を通じて場が和み、互いの背景を知ることで、前向きな姿勢が育まれていきました。講義では、「倫理とは何か」「介護とは何か」という根本的な問いから始まり、虐待防止法の基本的な理解や、ICF(国際生活機能分類)の考え方、日本介護福祉士会が掲げる倫理綱領・行動規範について学びを深めていきました。午後のプログラムでは、個人ワークとグループワークを行いながら、ICFの考え方を自分の実践と照らし合わせて理解を深めました。講師からの助言を受けながら、参加者の皆さんが積極的に意見交換をする姿が印象的でした。研修の後半では、「尊厳ある介護の実践」をテーマに、具体的な事例をもとに倫理判断を検討しました。正解のない問いに向き合う中で、参加者同士がそれぞれの経験や価値観を共有し合い、介護職としての責任や専門性について改めて確認し合う時間となりました。
今後の研修においても、学びを積み重ねていくことで、介護福祉士としての力をさらに高めていきましょう。
埼玉県介護福祉士会 研修委員会

